ちょっと長いので日本語オンリーで。英語の文章もアカデミックライティングの方法は形が決まってます。それなので、文章の書き方を知ってしまえば、そんなに難しくない。そしてもちろん基本的には長文も同じ方法で書かれているので、リーディングにも役立つ!というわけです。
日本でもただ単に日本語から英語に返るとかそういう練習より、ライティングの方法を教えたほうがよっぽど役に立つのになーって個人的には思います。まーそれはさておき、英語のエッセイの構成について以下に記載します。
文章の構成:IELTSのタスク2の時間はたいてい40分程度で250wordなので、4段落(パラグラフ)程度になると思います。段落の構成は以下のとおりです。
第1段落:序文(イントロダクション)
第2,3段落:説明(ボディパラグラフ)
第4段落:結論(コンクルージョン)
各段落の構成
第1段落:序文(イントロダクション)
→イントロダクションの書き方は決まっていて、一般論(General statement)→少し主題にフォーカス(Specific statement)→テーマ&自分のコメント(Thesis statement)という順番に書いていきます。
たとえば、「地球温暖化」に関するトピックを書くとすると。。。。
1.一般論(General statement)
今日では世界中でいろいろな問題がある。
2.少し主題にフォーカス(Specific statement)
一番大きな問題のひとつが地球温暖化で、多くの国々が地球温暖化を改善するための施策をしているものの、今のところ大きな成果は見られていない。
3.テーマ&自分のコメント(Thesis statement)
地球温暖化の問題に取り組むためには、政府の努力ももちろん必要だが個人個人の意識や協力が重要だと私は考える。
こんな感じで一番最初の段落(パラグラフ)が完成します。それなので、ここまでは改行しません。
第2,3段落:説明(ボディパラグラフ)
→ボディパラグラフも同じように書き方が決まっています。その段落の主題(Topic sentence)→なぜそう考えるのか裏づけ→段落の結論という順番です。段落の主題で述べたことと違う考えは、その段落に含めないように注意してください。
1.その段落の主題(Topic sentence)
地球温暖化の問題への取り組みは政府間の合意が一番重要である。
2.なぜそう考えるのか裏づけ
ひとつの国だけが、がんばって二酸化炭素の排出量を減らしたとしても、もっと多くの人口を抱えた国が今までの倍の二酸化炭素を出していたら、結局地球全体の二酸化炭素排出量は減っていないからである。
3.段落の結論
地球温暖化の問題への取り組みは各国の政府間で話し合い協力していくことが重要である。
第2段落を「政府間の協力」について書いたとすると第3段落はイントロダクションのテーマのところで書いたとおり「個人の意識、努力」について書くことになります。
第4段落:結論(コンクルージョン)
→結論(コンクルージョン)は、まとめ(Concluding stntence)→コメント(Final coment)の順に書きます。このとき絶対に新しいアイデアを盛り込んではいけないので注意してください。
1.まとめ(Concluding stntence)
要するに、地球温暖化の問題に取り組むためには、政府の努力ももちろん必要だが個人個人の意識や協力が必要なのである。
2.コメント(Final coment)
政府は、各国と地球温暖化について話合うだけでなく、もっと国民への地球温暖化に対する理解と協力を求めていくべきである。
こんな感じです。
という訳で、長文読解の際は第1段落の一番最後、第2段落以降の最初と最後、最後の段落の一番最初に重要な情報があることになります。ただし、文章によって若干構成は異なるので、その前後をみることも忘れずにー。
実際のライティングはこちらのIELTSのサイトが参考になります。Bandごとにどのぐらい書けるとどのぐらいのスコアなのかというのがわかるのでこちらをどーぞ。
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